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日本100名水の一つ、「日本(やまと)水でおいしいお茶を飲もう!」ということで長瀞のちょっと奥まで行って来ました。。。。
朝集合場所の[J]に7:45に集合、Hy氏ペダルを忘れたことに気づく。朝から笑わしてくれます…自動車に自転車を積み込み、関越花園インター経由今日のデポ地風布の里まで向かいました。ここから、日本水までは、3.0Kmしかないのですが、全部上り。でも、「うまいお茶」「あったかいラーメン」を期待して、ひたすら上り坂に耐えてしまいます。そうなんです、頂上に「うまい水がある」と聞き、PGS+メンバーが黙っているわけがありません。今回は自炊セット+お茶の師範(?)格メンバーSaを従えてのサイクリングなんです。鍋やらヤカンやらバーナーまで一式をリュックにいれ、手分けして担ぎ上げたんです。こういう時の分担は本当に早いPGS+メンバーなんです。
途中「日本水」の水くみ場があります。ここまで車にポリタンクを積んで汲みに来る人が結構居ます。「ポリタン3つ(60リットル)も汲んでどうするのか?」という疑問をアタマの片隅に追いやり、ひたすら上ります。ここからは思ったより程なく、源水入り口につきました。ここで、準備設営組と水汲み組にわかれ行動開始です。源水までは徒歩で10分弱、「こ・こ・これが噂の日本水か。」師範自ら、源水を汲みました。
まずは、かるーく前菜「すき焼き」をたいらげる「うますぎる」。づづいて本日のメインディッシュ「ラーメン」です。とにかく何でもかんでも放り込み、「暖まるぅ〜」。おなかも落ち着いた頃、いよいよ「正しいお茶の入れ方」を今日は師範のSaからご伝授いただく。
(以下Sa氏による直筆秘伝書)
過日PGS+で日本名水100選のうちのひとつ
埼玉県の「日本水」(やまとみず)を訪ねた際、メンバーの方々に、その水でお煎茶を淹れて飲んでいただいたところ好評だったようで、お煎茶の美味しい淹れ方を少々アドバイスさせていただく事になりました。そういう訳で以下が多少なりともご参考になれば幸いです。
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・熱湯は止めて!
最初に申し上げるのは、お茶を淹れる時、とにかく「熱湯は止めて!!」という事です。これはもう切実にお願いいたします。
実は お茶の旨み成分(アミノ酸)である「テアニン」は熱湯で淹れようが冷ましたお湯で淹れようが、お茶として抽出される量は変わらないのですが、お茶の重要な保健成分でもあり
同時に苦みや渋みの成分でもある「カテキン」は、熱いお湯ほどその抽出量が多くなってしまうのです。ですから熱いお湯で淹れてしまったお茶は、苦みや渋みばかりがまさってしまい、お茶本来の旨み(甘みでありまろやかさでもあります)を充分に味わっていただけない事になります。
・お湯の温度
ではどのくらいの温度で入れたらよいのか?という話になりますが、ひとつには(グレードの)良いお茶ほど、低い温度のお湯で入れると言うことを覚えておいていただきたいのです。それこそ玉露など60℃以下の事もあるくらいですが、一般的なお煎茶の場合はそのグレードにより60℃〜80℃といったところでしょう。もちろん一度沸騰させて、その後
冷ましたお湯の温度のことです。 それぞれに個人差はあると思いますが、お茶を入れ終わって、熱くて湯飲み茶碗を持てないとか飲めない、などというのは明らかに温度が高すぎます。 考えてもみてください。熱いお湯で入れるコーヒーや紅茶のカップには取っ手が付いていますが、お茶を飲む湯飲み茶碗にはそれがありません。(利便性から急須には取っ手がありますが)そのこと一つを見てもお茶は熱すぎないお湯で入れて飲むもの、というのが解っていただけると思います。
・簡易的お湯の冷まし方
実はお湯を冷ます為の「湯冷まし」という茶器があるのですが、全ての方に湯冷ましをご用意いただくワケにもいきませんので、ここでは簡易的な方法を提示させていただきましょう。
まずポットなどから「お茶の葉を入れる前の急須」にお湯を注ぎます。急須の外側に温かさ(熱さ)が伝わってくるまで待って(つまり冷ます時間をとっているわけですね)、次にその急須の
お湯を「湯飲み茶碗」に移します。同様に湯飲みの外側に温かさが伝わってくるまで待ちますが、この時にまだ湯飲みが持てないほど熱いようでしたら、まだお茶を淹れるお湯としては明らかに熱すぎます。時間をおくなり、お湯をさらに別の湯飲みに移すなどなさっても良いでしょう。
もうひとつ、ポットのお湯を常に湯飲みなどにとっておき、完全に室温にまで冷ましておいて、お茶を淹れる直前の熱いお湯に「差し水」として使う方法があります。この場合も茶器を温める意味で、やはりポットから急須、そして湯飲みにお湯を移し、そこに完全に冷ましておいた水を加えていただくと良いでしょう。この「差し水」はあくまで一度沸騰させてから冷ました水でないと、若干お茶の味わいを損ないます。
いずれにしろ適温まで冷ましたお湯を、最後にお茶の葉を入れた急須にゆっくりと注いでお茶を淹れていただきたいと思います。
「お番茶」「ほうじ茶」「玄米茶」は熱いお湯で入れていただいた方が美味しく飲んでいただけます。
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・お茶の葉の量は?
これからお話しする事は、あくまで目安として読んでください。厳密な事はお茶の産地(例えば同じ静岡内でも)や品種、その他色々の事柄で変わってきますので。
まず1人分のお湯の量をだいたい90ml〜100mlとすると、急須に入れるお茶の葉の量は、1人分でも最低10g前後は必要かと思われます。2人分ならば20g前後、4人分なら30gくらいと若干少なくなります。実際にそれだけの量のお茶の葉をとってみると、意外に多いと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし美味しくお煎茶を飲んでいただく為にはこのくらいの量は必要
のようです。このくらいの量を目安に、あとは個々の好みで、ご自分のお好みの量を探して行かれるのも、お茶の楽しみのひとつかと思います。
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・急須にお湯を注いでからどのくらい待ちましょう?
これも諸説紛々として(?)一概にはいえないところがあるので、またまたひとつの目安としていただきたいと思います。一般に言われるのは1分くらい、最低でも30秒と言うものです。これは決して間違いではありませんが、私がお勧めするのは、時間による判断よりも・・・
急須の中のお茶の葉が水分を吸収して、お茶の葉が開き始める頃からある程度開くまでの間のどこかでお茶を湯飲みに注ぎ始める、という視覚による判断です。「どこかで」というのはお好みをその間に反映していただく為です。すなわち、あまり濃いものがお好みでないならば、お茶の葉の開き始めに注ぎ始めれば良いし(それでもちゃんとした味わいを得るために先に申し上げたお茶の葉の量が大切です)、濃いめがお好みならば、お茶の葉が充分に開くのを待って注ぎ始めれば良いわけです。そしてもう一つ大切なのは、いずれの場合もお茶を最後まできちんと注ぎきるということです。俗に「コーヒーは最初の数滴が最も美味しく、お茶は最後の数滴が最も美味しい」と言われるくらいです。さらに中途半端に急須の中に水分を残しておくと、二煎目の味が不当に苦くなってしまうこともあって、是非しっかりとお茶を注ぎきっていただきたいと思います。
最後になりましたが、二煎目以降は急須の中のお茶の葉は、すでに充分水分を含んでいますので、ほとんど待たずにお茶を
注ぎ始めてかまわないと思います。
どうか、ほんの僅かの手間なのですから、その手間を惜しまず、
美味しくお茶を飲んでいただきたいと思います。
以上ごちそうさまでした。。。。。。。。(レポート:委員J)・・・レポートになってない(^_^;)
参加者独り言
昨日今日と連続参加のHy,Ym,Ty,Oc,Sy:「うますぎる」「うまいを通り越して“味わう”かな」
<----長瀞でーす。
初!言い出しっぺはFr氏でーした。。。。。